間違い3:有酸素運動のセッションでは最低500キロカロリー燃焼するまでやる。
「マシーンが表示する消費カロリーが目標値になるまでダラダラとトレッドミル(ルームランナーのこと)の上にいても、時間の無駄。マシーンはあくまでもあなたの代謝値を“推定”しているにすぎません」こう述べるのは前出のヴァストーラ氏。
マシーンの表示は無視!運動強度に注目しましょう。
短時間でも強度の高い運動をすれば、マシーンを降りた後でもカロリーは燃焼し続けます。
心拍数モニターを使って最大心拍数(最大心拍数は220-年齢)の75~85%を狙うか、
自覚的運動強度(RPE)10段階で8か9の強度を保つようにして、ワークアウトの質を高めるように心掛けましょう。
間違い4:体重落すためには「脂肪燃焼ゾーン」を維持!
低強度の運動中、体はエネルギー源として脂肪を燃焼します。
これは“脂肪燃焼ゾーン”とも呼ばれ、最大心拍数の65%と言われています。
しかし、体重を落としたい場合、この“脂肪燃焼ゾーン”にこだわる必要はありません。
重要なのはエネルギー源ではなく、カロリーの総消費量。
フロリダ国際大学非常勤教授でCSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)のマルタ・モンテネグロ氏は、
「ワークアウトの強度が高いほど、トータルの消費カロリーが多くなります」と述べています。
また同氏は脂肪の燃焼はワークアウト終了後、最大で24時間持続するので、
脂肪の燃焼もより早いという研究結果にも言及しています。
しかし、これまでの全ての有酸素運動メニューを、高強度で最大努力を要するトレーニングに替えるという場合、
過度のトレーニングによる疲労や怪我などのリスクが伴うことを忘れてはいけません。
モンテネグロ氏が推奨する方法は、低強度と高強度の運動を交互に行い、
体が回復する十分な時間を与え、同時に一貫したトレーニングの習慣付けを狙うもの。
例えば、高強度のトレーニングを月・木に行い、低~中高度のトレーニングを水・土に、
さらに火・金にはヨガやストレッチをするといったプログラムです。
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